みなとみらい散歩

仕事が休みの日はよく、みなとみらいを散歩します。

横浜中央卸売市場を通って、臨港パークランドマークタワーをのぞいて、帰路につきます。

 

年末か年始でしたが、散歩中横断歩道で信号待ちをしていましたら、後ろで二人の男性の声がします。

 

男性独特の低い声で、

「泣けたぁ。号泣したぁ」と言うのです。

 

とっさに「ラーゲリより愛を込めて」は予告どおり泣けるのかと。

 

「でも、声優がね」。

 

声優❔

 

続きを聞くと「ドラえもん」のことでした・・・。

 

私も、何かを見てか読んで、涙が止まらない経験を何度もしています。

そのひとつが、向田邦子さんのエッセイ「字のない葉書」です。

 

終戦の年の話が最後にでてきます。

疎開から帰ってくる、妹。

父親が、裸足でおもてへ飛びだし、声を上げ泣いた。

向田さんは、こう書きます、「私の父が、大人の男が声を立て泣くのを初めてみた。」と。

 

何度も何度も読んで涙がでます、涙が止まりません。

ぜひ、みなさん読んでみてください。